雪まつりの思い出 その3


2025年2月11日(火)

今朝は-12℃でした。朝日が眩しいです。










さて、さっぽろ雪まつりも今日で閉幕しますね。

私たちの雪まつりの思い出その1、その2はどちらも

サッポロさとらんどでの雪まつり開催1年目のドタバタのお話でした。

2年目はさすがに落ち着いて段取りも良かったように思います。


2年目の私の担当は子牛の展示でした。

前年に「子牛の哺乳体験」を担当していたのですが、

その時に育てた人なつっこいジャージー牛の次郎ちゃんを

農家さんから借りて来て、子供たちに触れあってもらおうという企画でした。


次郎ちゃんはおっとりした性格で、哺乳体験でも子供たちに人気でした。

3か月ぶりに園に戻って来た次郎ちゃんはしかし、

もうかなり大きくなっていて「ふつうの牛」サイズ。

これで「子牛のふれあい」と言っていいのか?と心配でしたが、

お客さんには「雪の中にいるジャージー牛」が珍しかったようで

天気の良い日はけっこうな人数が遊びに来てくれました。


しかし寒い日や吹雪の日には、お客さんは激減します。

交代要員がいないので1日ずっと次郎ちゃんと一緒の私は、

次郎ちゃんのお腹にくっついて寒さを凌いでいました。

空き時間にパパっと食べられるよう、おにぎりを牛小屋に置いていたのですが、

氷点下の吹雪いた日、そのおにぎりがカッチカチに凍っていて歯が立たない!

凍ったごはんがどうにも食べられないものだと、あの時初めて知りました。

あの日のひもじさは今でも忘れられません。


後年、新田次郎さんの「八甲田山 死の彷徨」を読んだとき、

雪中行軍中、背嚢に入れておいた握り飯が石のように凍っていて食べられず、

こんなもの食えるかと雪の中に捨ててしまう兵隊さんに、

ああ、その気持ち、ちょっと分かります!と思いました。

握り飯は油紙に包んで軍服の下に抱いておくと凍らなかったそうです。

私も外套の内ポケットに入れておけば良かったのですね。









現在の雪まつり会場は、サッポロさとらんどではなく

地下鉄東西線栄町駅に近い「つどーむ」に変わっています。

でも、冬のサッポロさとらんどでもいろいろなイベントが行われていますので

是非遊びに行ってみてくださいね。

ランチ、テイクアウトともご予約をお願いしています。

tel/fax  0145‐47‐3081

詳しいメニューはこちらでご確認頂けます。

メニュー (platdujourikuta.blogspot.com)

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